症状から探すHP-03
観葉植物の根腐れを復活させる手順|鉢を抜く前のサイン、根の色と硬さ、植物別の救い方
観葉植物の根腐れは、白く硬い根が残っていれば復活できます。湿った土でしおれたら鉢を抜き、黒く柔らかい根を切って新しい土に植えます。
この記事の内容(16項目)
結論:観葉植物の根腐れは復活できる?
観葉植物の根腐れは、白く硬い根が残っていれば復活できます。黒く柔らかい根を切り、新しい土と清潔な鉢に植え直します。
根腐れ(=根が死んで茶色〜黒く柔らかくなること)は、室内の植物でいちばん多い失敗です。米国の大学の相談窓口も、日本の園芸メーカーも、原因は水のやりすぎとしています。
一般には、次の流れで手当てします。
- 水を止める
- 鉢から抜いて根を見る
- 傷んだ根を切る
- 新しい土で植え直す
困るのは、どこまで切るか、本当に根腐れか、助かるのかが分からないことです。ポイントはここです。助かるかどうかは、葉ではなく根と幹の硬さで決まります。
この記事の順番です。
- 鉢を抜く前に分かるサイン
- 抜いた根の色と硬さの見分け方
- 復活の手順(切る場所・消毒・土・鉢・水)
- 助かるかの判断と、根がほぼ無いときの救い方
- 植物別の違い、冬の扱い、再発を防ぐ点検表
| 根の状態 | 復活の見込み | まずすること |
|---|---|---|
| 白く硬い根が大半 | 高い | 水を止めて乾かす。植え替えは適期に |
| 一部が茶色く柔らかい | ある | 傷んだ根を切り、新しい土に植え直す |
| 大半が黒く柔らかい | 低い | 緑で硬い茎を挿し木にして株を作り直す |
観葉植物の根腐れかどうか、症状から当たりを付けるには?
観葉植物の根腐れは、土が湿っているのにしおれる症状で当たりを付けます。下の判別表の「全体がしおれる」の行が根腐れです。
ほかの症状と重なることもあるので、まず表で近い行を探します。葉が黄色いだけなら、観葉植物の葉が黄色くなる原因も合わせて見てください。
| 症状 | 考えられる原因 | まず試すこと |
|---|---|---|
| 下の葉から黄色くなる | 水のやりすぎ・根詰まり・自然な世代交代 | 土の中まで湿っていないか指で確かめる。鉢底から根が出ていないか見る 読む |
| 葉先だけ茶色く枯れる | 乾燥(空気・土)・肥料のやりすぎ | エアコンの風が当たっていないか。肥料を止めて様子を見る 読む |
| 葉が急に落ちる | 置き場所の変化・寒さ・水切れ | 最近動かしたか、夜間の温度が下がっていないかを見る |
| 葉に黒い斑点 | 病気(斑点病)・水はね・日焼け | 斑点が広がるか数日見る。葉に水をかけない |
| 全体がしおれる(土は湿っている) | 根腐れ | 鉢から抜いて根の色とにおいを確かめる 読む |
しおれているのに土が湿っているなら、水を足さずに根を疑います。 水を足すほど、根の酸素が減って悪化するからです。
鉢を抜く前に根腐れと分かるサインは?
観葉植物の根腐れは、鉢を抜く前でも5つのサインで気づけます。土が乾かない、湿っているのにしおれる、株元が柔らかい、などです。
ウィスコンシン大学の資料は、こう書いています。根腐れに気づくのは、土が湿っているのにしおれているときが多い。
鉢を抜く前に見るサインです。
- 土が湿っているのに、葉や茎がしおれる
- 土が何日たっても乾かない
- 下の葉から黄色くなり、何枚も続けて落ちる
- 株元や幹を押すと、ぶよぶよと柔らかい
- 土の表面に小さな虫(キノコバエ)が飛ぶ
パキラは、ハイポネックスの資料にこうあります。幹を指で押してぶよぶよなら、根腐れの可能性がある。健康な幹は張りがあり、硬いままです。
キノコバエは、湿った土で増える小さなハエです。クレムソン大学の資料は、幼虫が根を食べることがあり、水のやりすぎで増えると書いています。
迷いやすいのは水切れです。どちらも葉がしおれ、下の葉が黄色くなります。
| 見るところ | 根腐れ | 水切れ |
|---|---|---|
| 土の中(指で約3cm) | 湿っている | 乾いている |
| 鉢の重さ | 重いまま | 軽い |
| 水をやったあと | 戻らない。むしろ悪化 | 葉に張りが戻る |
| 株元・幹 | 柔らかいことがある | 硬い |
| 根の色 | 茶色〜黒、柔らかい | 白〜明るい色で硬い |
見分けは葉ではなく土の中です。指を第二関節まで入れて確かめます。
迷ったら、水をやる前に指を土に入れてみてください。湿っていたら、今日は水をやらない日です。
鉢から抜いた根の色と硬さでどう見分ける?
健康な根は白〜明るい色で硬く、根腐れの根は茶色〜黒で柔らかくなります。引っぱると表皮だけがむけ、中の芯が糸のように残ります。
クレムソン大学の資料は、根腐れの根を「茶色〜黒で、柔らかいことがある」と書いています。メリーランド大学の資料は、病原菌に侵された根の様子をこう書きます。
- 外側の組織が簡単にむける
- 中心の芯だけが残る
ウィスコンシン大学の資料には、根腐れの根は「においが悪いことがある」とあります。土を落としたとき、嫌なにおいがしたら疑います。
| 見るところ | 健康な根 | 傷み始め | 根腐れ |
|---|---|---|---|
| 色 | 白〜明るい茶 | 一部が茶色 | 茶色〜黒 |
| 硬さ | 張りがあり硬い | 一部がしなびる | 指でつぶれる |
| 表皮 | むけない | 一部がむける | 引くとむけて芯が残る |
| におい | 土のにおい | 少しにおう | 腐ったにおい |
| 判断 | 戻して水を控える | 傷んだ部分だけ切る | 硬い根まで切り戻す |
切る場所は、色と硬さの両方で決めます。 色だけで決めず、指でつまんで柔らかくつぶれる根を切ります。
観葉植物の根腐れはなぜ起きる?
観葉植物の根腐れは、土が湿ったままで根が息をできなくなり、そこに土の中の菌が入って起きます。水のやりすぎが引き金です。
ハイポネックスの資料は、こう説明しています。水のやりすぎで根が常に水に浸かると、根が呼吸できなくなり根腐れを起こす。
クレムソン大学とウィスコンシン大学の資料は、原因の菌の名前を挙げています。ピシウム、フィトフトラ、リゾクトニアなどです。
これらの菌は土や枯れた植物の中で生き残ります。水が多いと増えやすくなります。
土が湿ったままになる理由は、水の回数だけではありません。
- 鉢が根の量より大きすぎる
- 鉢底に穴が無い、または受け皿に水がたまっている
- 古い土が粘土のように固まり、水が抜けない
- プラスチック鉢や化粧鉢で、土が乾きにくい
- 冬で生長が止まり、水を吸わない
受け皿の水は、水やりのたびに捨ててください。根が水につかったままだと、息ができません。
イリノイ大学の資料は、大きすぎる鉢は根腐れにつながると書いています。ハイポネックスの資料は、同じ土を長く使うと粘土状になり、水はけが悪くなるとしています。
ポイントはここです。水の回数を守っていても、鉢と土が乾かない形なら根腐れは起きます。 再発を防ぐ節で、鉢と土の見直し方をまとめます。
観葉植物の根腐れを復活させる手順は?
観葉植物の根腐れは、水を止めて根を見て、傷んだ根を切ります。そのあと新しい土と清潔な鉢に植え直します。
クレムソン大学の資料は、手当てをこう書いています。傷んだ根が少しなら、その根を切り取り、殺菌した土に植え替える。
ハイポネックスの資料も同じ流れです。腐った部分を取り除き、水洗いして、水はけのよい土に植える。根がつくまで肥料は与えない。
手順にすると次のとおりです。
- 水を止め、風が通る明るい日陰に置く
- 鉢から株を抜く。抜けにくければ鉢の縁を軽くたたく
- 古い土を手でほぐして落とす。必要なら水で洗う
- つまんでつぶれる根を、硬い根の手前で切る
- 切ったハサミは、1株ごとに消毒する
- 根の量に合う大きさの鉢と、新しい土を用意する
- 元と同じ深さに植え、鉢底から出るまで水をやる
- 明るい日陰で、土が乾いてから次の水をやる
ハサミは1株ごとに消毒してください。元気な株に菌を運ばないためです。
道具と材料は次のとおりです。
| 道具・材料 | 選び方 | 根拠 |
|---|---|---|
| 剪定ばさみ | 切れ味のよいもの。1株ごとに消毒 | 70%のアルコールか、漂白剤を水で10倍にうすめた液。漂白剤は金属をさびさせるので洗い流す(メリーランド大学) |
| 鉢 | 根の量に合う大きさ。鉢底に穴があるもの | 大きすぎる鉢は根腐れにつながる(イリノイ大学) |
| 古い鉢を使うなら | こすり洗いし、漂白剤を水で10倍にうすめた液ですすぐ | 病原菌を殺すため(クレムソン大学) |
| 土 | 新しい観葉植物用の土。根腐れした土は使わない | 菌は土の中で生き残る(クレムソン大学) |
| 肥料 | 使わない | 根がつくまで肥料は与えない(ハイポネックス) |
植えた直後の水は1回たっぷり、その後は指で確かめて乾いてからです。 根腐れの株は、乾く前に次の水をやる習慣で傷んでいます。同じ習慣に戻さないことが大切です。
サンスベリアは例外です。ハイポネックスの資料では、植えた直後に水をやったあと、1〜2週間は水やり不要としています。
根を切ったあと、何日乾かす?
確かめた資料の多くは、根を何日も乾かす手順を求めていません。傷んだ根を切ったら、新しい土に植えて水をやる流れです。
ネットでは「根を数日干す」という手当ても見かけます。ただ、この記事で確かめた大学とメーカーの資料に、日数の決まりはありませんでした。
乾かす日数が書かれていたのは、多肉質の植物の切り口です。ハイポネックスのサンスベリアの資料にこうあります。
- 株分けした子株は、切り口を半日〜1日乾かしてから植える
- 葉挿しの切り口は、日陰で数日〜1週間乾かしてから挿す
ポイントはここです。乾かすのは根ではなく土です。 鉢から抜く前に水を止め、土を乾かしておくと作業もしやすくなります。
モンステラやポトスなど多肉質でない植物は、根を干す手順が資料にありません。切ったら、そのまま新しい土に植える流れに沿います。
根腐れした観葉植物が助かるかは、どこで判断する?
根腐れした観葉植物が助かるかは、白く硬い根の残り具合と、幹や茎の硬さで判断します。新しい芽が動いていれば、見込みは高くなります。
米国の大学の資料は、線引きをはっきり書いています。
- 傷んだ根が少しなら、切って植え替える(クレムソン大学)
- 根の大半が黒く柔らかく死んでいるなら、処分するほうがよい(クレムソン大学)
- 根腐れの株は処分するのがいちばん費用がかからない(ウィスコンシン大学)
家庭の観葉植物は、思い入れのある1鉢です。処分の前に、残せる部分を残す道があります。
| 見るところ | 見込みが高い | 手当てが要る | 見込みが低い |
|---|---|---|---|
| 白く硬い根 | 半分以上 | 一部 | ほぼ無い |
| 幹・茎 | 硬い | 一部が柔らかい | 株元まで柔らかい |
| 新しい芽 | 動いている | 止まっている | 先が黒い |
| におい | 土のにおい | 少しにおう | 強く腐ったにおい |
| 判断 | 水を控えて様子を見る | 傷んだ根を切って植え直す | 硬い茎を挿し木にする |
ハイポネックスのパキラの資料は、こう書いています。一度根腐れを起こすと元どおりにはならないが、深刻でなければ健康な根が再生することもある。
「根が無い=おしまい」ではありません。緑で硬い茎が残っていれば、挿し木で株を作り直せます。
根がほとんど残っていないときの救い方は?
緑で硬い茎や葉を挿し木にして、株を作り直します。植物ごとに、切る長さと根が出るまでの日数が違います。
挿し木は、茎や葉を切って土や水に挿し、根を出させる方法です。園芸メーカーの資料に植物ごとのやり方があります。
| 植物 | 切り取る部分 | 挿し方 | 発根の目安 |
|---|---|---|---|
| パキラ | 先端から10〜15cmの枝。切り口は斜め | 葉を落として水に挿す | 10日〜2週間 |
| ポトス | 2〜3節の茎。気根があると根が出やすい | 節が水につかるように挿す。濁ったら水を替える | 記載なし |
| モンステラ | 新芽か気根のある茎を2〜3節 | 清潔な土に挿す。大きな葉は半分に切る | 2週間〜1か月 |
| ガジュマル | 10cmほどの枝。白い樹液を洗い流す | 挿し木用の土に挿す | 2〜3週間 |
| サンスベリア | 健康な葉を10cm幅に切る | 切り口を数日〜1週間乾かし、乾いた土に挿す | 約1か月 |
いずれもハイポネックスの資料です。挿し木の適期は、どれも5〜9月の暖かい時期です。
腐った部分の近くは避けて、いちばん硬く色のよい部分を選びます。切り口が茶色く柔らかいなら、緑で硬い断面が出るまで上で切り直します。
モンステラ・パキラ・ポトス・ガジュマル・サンスベリアで根腐れの出方は違う?
違います。観葉植物の根腐れは、植物ごとに最初に出る場所と、水を控える度合いが違います。
同じ根腐れでも、パキラは幹、サンスベリアは葉の根元に先に出ます。5種の違いを、メーカーの栽培資料で整理しました。
| 植物 | 根腐れの目印 | 起きやすい時期 | 手当てのコツ |
|---|---|---|---|
| モンステラ | 下の葉の黄変。土が乾かない | 土が乾きにくい冬 | 腐った根を切る。植え替えは15℃以上の時期 |
| パキラ | 幹を押すとぶよぶよ | 水のやりすぎ全般 | 幹が硬ければ乾かして待つ。柔らかい幹は挿し木へ |
| ポトス | 下の葉の黄変 | 水の与えすぎ・根詰まり | 緑の茎を水挿しにしておくと保険になる |
| ガジュマル | 株元のぐらつき。幹のしわ | 過湿と風通しの悪さ | 黒く傷んだ根を清潔なハサミで取る |
| サンスベリア | 葉の根元が柔らかく、葉が倒れる | 冬の水やり | 植え直したら1〜2週間は水をやらない |
サンスベリアは、ほかの4種より水を控えます。ハイポネックスの資料では、冬は休眠に入り、10℃を下回ったら水やりは一切しないとしています。
| 植物 | サンスベリア |
|---|---|
| 光 | 明るい場所(耐陰性あり) |
| 水やり | 乾かし気味。冬は月1回程度 |
| 冬越しの目安(最低温度) | 10 |
| 湿度 | 低くてよい |
| 植え替え | 5〜8月、1〜3年に1回(資料で幅がある) |
| 毒性(犬・猫、ASPCA) | あり(サポニン) |
出典: ハイポネックス Plantia(育て方)・RHS 耐寒区分・ASPCA(毒性)
サンスベリアの根腐れは、水の回数を減らすことが手当ての半分です。 葉に水をためる植物なので、根が弱ると土の水を吸いきれません。
5種の水やりと冬の目安を並べると、同じ間隔で水をやってはいけない理由が見えます。
| 植物 | 水やり | 冬越しの目安(最低温度) (℃) |
|---|---|---|
| モンステラ | 土の表面が乾いてから。冬は控えめ | 10 |
| パキラ | 土が乾いてからたっぷり。冬は控えめ | 10 |
| ポトス | 土の表面が乾いてから | 10 |
| ガジュマル | 土が乾いてから。冬は控えめ | 10 |
| サンスベリア | 乾かし気味。冬は月1回程度 | 10 |
出典: ハイポネックス Plantia(育て方)・RHS 耐寒区分・ASPCA(毒性)
冬に観葉植物の根腐れを見つけたらどうする?
冬は、軽ければ水を止めて乾かし、春まで待ちます。土が乾かない、腐ったにおいがする、株元が柔らかいときだけ、最小限の植え直しをします。
冬は根腐れが起きやすい時期です。ハイポネックスの冬越しの資料にも、冬場に枯らす原因は水やりの問題が多いとあります。
一方で、冬は植え替えに向かない時期でもあります。クレムソン大学の資料は、弱った株や休眠中の株は植え替えないとしています。
そこで、症状の重さで分けます。
| 冬の症状 | すること |
|---|---|
| 葉がしおれるが、幹は硬い | 水を止め、暖かく明るい場所で乾かす。春まで待つ |
| 土が何日も乾かない | 鉢を抜いて根を見る。白い根が多ければ戻す |
| 腐ったにおい・株元が柔らかい | 傷んだ根だけ切り、新しい土へ。根鉢は崩しすぎない |
| 幹まで柔らかい | 硬い茎を挿し木にし、暖かい室内で発根を待つ |
冬の手当ての後は、夜の窓際の冷え込みを避けます。冬の置き場所と水の減らし方は、冬の観葉植物の管理にまとめます。
冬に「回復させよう」と水や肥料を足すのは逆効果です。 動き出すのは春です。
冬は手を加えるほど株が疲れます。暖かい場所で乾かして、春に芽が動くのを待ちましょう。
観葉植物の根腐れを再発させないためには?
鉢・土・水やりの3つを見直すことです。根腐れの株は、乾く前に水が入る形になっていたことがほとんどです。
ウィスコンシン大学の資料は、根腐れの株を残すなら「土の湿りを減らせ」と強く書いています。乾かしすぎないよう、水は足りる分だけにします。
| 見直すところ | 合格の目安 | 根拠 |
|---|---|---|
| 鉢の大きさ | 根の量に合う。植え替えは直径2.5〜5cm大きい鉢まで | 大きすぎる鉢は土が湿ったままになる(クレムソン大学・イリノイ大学) |
| 鉢底穴 | ある。受け皿の水は捨てる | 穴の無い鉢は植え替える(イリノイ大学)。受け皿に水をためない(ウィスコンシン大学) |
| 鉢底の石 | 厚く敷かない | 石の層は水の動きを遅くする(クレムソン大学・ウィスコンシン大学) |
| 土 | 2年に1回は新しい観葉植物用の土へ | 古い土は粘土状になり水はけが悪くなる(ハイポネックス) |
| 鉢の素材 | プラスチック・化粧鉢なら水を控えめに | 通気性・排水性が低く乾きにくい(KINCHO園芸) |
| 水やり | 指で約3cmの深さが乾いてから | 表面だけで決めない |
| 冬 | 回数を減らす。サンスベリアは10℃以下で止める | 冬は生長が鈍る(ハイポネックス) |
土の配合は観葉植物の土の選び方で扱います。時期と鉢の選び方は観葉植物の植え替え時期にまとめます。
いちばん効くのは、水やりの前に毎回、指を土に入れる習慣です。 鉢と土を整えても、乾く前に水が入れば同じことが起きます。
観葉植物の根腐れの話に出てくる用語は?
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 根腐れ | 根が死んで茶色〜黒く柔らかくなること。水のやりすぎで酸素が減り、菌が入って起きる |
| 根鉢 | 鉢から抜いたときの、根と土がひとかたまりになった部分 |
| 根詰まり | 鉢の中が根でいっぱいになり、水も空気も入りにくい状態 |
| ピシウム・フィトフトラ | 根腐れを起こす代表的な菌。水の多い土で増える |
| 挿し木・水挿し | 茎や葉を切って土や水に挿し、根を出させて株を作り直すこと |
| 節 | 茎の、葉や根が出るふくらんだ部分。挿し木はここから根が出る |
| 気根 | 茎の途中から空気中に出る根。モンステラやポトスに多い |
| 休眠 | 冬に生長が止まる状態。水を吸う量が減る |
| キノコバエ | 湿った土で増える小さなハエ。幼虫が根を食べることがある |
観葉植物の根腐れと一緒に押さえることは?
観葉植物の根腐れは、葉の黄変・植え替え・土・冬越しとつながっています。症状が出た場所から、次の記事に進んでください。
- 下の葉が黄色い:観葉植物の葉が黄色くなる原因
- 葉先だけ茶色い:観葉植物の葉先が茶色くなる原因
- 植え直す時期と鉢の選び方:観葉植物の植え替え時期
- 水はけのよい土:観葉植物の土の選び方
- 冬の水と置き場所:冬の観葉植物の管理
観葉植物の根腐れでよくある質問は?
根が腐った植物は復活できますか?
白く硬い根が残っていれば、復活できます。黒く柔らかい根を切り、新しい土に植え直します。
根の大半が黒く柔らかい場合は、根からの復活は難しくなります。緑で硬い茎が残っていれば、挿し木で株を作り直せます。
根腐れは何日乾かせばよいですか?
決まった日数はありません。根を外で干すより、土を乾かすことが大切です。
軽い根腐れなら、水を止めて土が中まで乾くのを待ちます。冬は生長が鈍るので、乾くまで時間がかかります。
根を切って植え直したときは、植えた直後に1回たっぷり水をやります。その後は、指で約3cmの深さが乾いてから次の水です。 サンスベリアは植えた後1〜2週間、水をやりません。
根腐れが手遅れになった場合、どうすればいいですか?
幹や株元まで柔らかいなら、根からの復活は難しい段階です。上のほうの緑で硬い茎を切り、挿し木や水挿しにします。
パキラなら先端から10〜15cmを水に挿し、10日〜2週間で根が出ます。切り口が茶色いときは、緑の断面が出るまで切り直します。
観葉植物の根腐れはどうしたらいいですか?
まず水を止めます。次に鉢から抜いて根を見て、傷んだ根だけを切り、新しい土に植え直します。
根腐れの株に肥料を足すのは、根がついてからです。弱った根に肥料の塩が触れると、かえって傷みます。
根腐れのにおいはどんなにおいですか?
根腐れの根は、腐ったようなにおいがすることがあります。健康な根は土のにおいしかしません。
ウィスコンシン大学の資料にも、根腐れの根は「においが悪いことがある」とあります。においは補助の目印で、決め手は根の色と硬さです。
根腐れした土や鉢は使い回せますか?
土は使い回しません。根腐れを起こす菌は、土や枯れた根の中で生き残るからです。
鉢を使うなら、こすり洗いして、漂白剤を水で10倍にうすめた液ですすぎます(クレムソン大学)。プラスチック鉢は捨てるよう勧める資料もあります(ウィスコンシン大学)。
出典
- Clemson University HGIC: Houseplant Diseases & Disorders(根腐れの症状・原因菌・切って植え替える・大半が死んでいれば処分・鉢の消毒)
- Clemson University HGIC: Indoor Plants: Transplanting & Repotting(鉢の大きさ・鉢底の石の層・弱った株を植え替えない)
- Clemson University HGIC: Common Houseplant Insects & Related Pests(キノコバエの幼虫と水のやりすぎ)
- University of Wisconsin-Madison Extension: Root Rots on Houseplants(湿った土でしおれる・根の色とにおい・原因菌・鉢の扱い)
- University of Maryland Extension: Root, Crown, and Stem Rots on Flowers(外側の組織がむけて芯が残る)
- University of Maryland Extension: Pruning Tools(70%アルコール・漂白剤1対9での消毒)
- University of Nebraska-Lincoln Extension: Success With Houseplants - Fertilization(しおれた株・根付いていない株に肥料を与えない・塩が根を傷める)
- University of Illinois Extension: Tips for Repotting Houseplants(大きすぎる鉢と根腐れ・穴の無い鉢)
- ハイポネックス Plantia:観葉植物の元気がない!原因は何?(根腐れの原因と植え替えでの回復)
- ハイポネックス Plantia:観葉植物が元気に育つおすすめの土とは(古い土の水はけ)
- ハイポネックス Plantia:パキラの育て方|枯れるのは水やりのせい?(幹のぶよぶよ・水挿し)
- ハイポネックス Plantia:ポトスの育て方(挿し木・水挿し)
- ハイポネックス Plantia:モンステラの育て方(植えかえ・挿し木)
- ハイポネックス Plantia:ガジュマルの育て方(根の手入れ・挿し木)
- ハイポネックス Plantia:サンスベリアの育て方や植えかえ方法とは(植え替え後の水・株分け・葉挿し)
- ハイポネックス Plantia:寒さに強い観葉植物18選 冬越しの管理ポイント
- KINCHO園芸:コンテナのいろいろ(鉢の素材と乾きやすさ)